潮嶽神社春の大祭(2月)
潮嶽神社秋の例大祭(11月)

社に伝承の芸能

潮嶽獅子舞( 昇り藤舞 )  
     

     秋大祭 「11月の第2日曜日」に奉納
     
男獅子、女獅子対を以って組み、太鼓・横笛・手拍子に合わせて藤の如く、前後左右 天を突くように舞う勇壮絢爛たる舞

        

潮嶽神楽  
     
     春大祭 「2月11日」に奉納
     
境内に神楽場を設け、氏子 崇敬者多数参列の下、数々の舞が社人により優雅に 又 力強く舞われる。

        


舞の始まり神武の朝と伝える。
女児四名により右手に榊、左手に末広を持ち神主の歌太鼓に合わせて静かに舞う。

清楚な舞

        


海幸山幸の争いの後 宮門を守るに棒を以って仕え奉る事 今の棒踊りの始めなり と言い伝える。

白はちまき 白だすき 後に五色の帯を垂れ、三尺と六尺の棒で勇壮活発に舞う。

        

        年 中 祭 典 行 事


1月1日      午前0時   歳旦祭
                   引き続き 正月祈願

2月11日(建国記念日)    
                   春大祭

          午前9時半   
                  ・祭典
                  ・福種子下ろし神事
                  ・ミコ舞
                  ・潮嶽 棒踊り
                  ・潮嶽 神楽

3月(春分の日) 午前8時〜正午
                   祖霊祭

6月30日 午後5時 6月     
                   大祓


9月(秋分の日) 午前8時    
                   祖霊祭

       (前夜 午後7時)
                   ・宵宮

11月(第2日曜日)        
                   秋大祭
           午前10時   
                  ・祭典  
                  ・ミコ舞
           午前11時       
                  ・神幸祭
                  ・獅子舞

12月31日 午後3時 12月   
                   大祓



祭典 解説


 春大祭

 春浅き二月‘春を告げる神事’として知られているお祭。

豊作を祈願する祝詞に続き、四人の乙女による清楚なミコ舞、そして天孫降臨に際し、ニニギノミコトが皇祖アマテラス大御神より稲穂を授けられた故事を具現した、福種子下ろしの神事へと続く。

 尚、蒔き授けられた福種子は、御神徳を仰ぎ、豊作・豊漁・家内安全をこいねがう、氏子崇敬者によって競うように拾われ、それぞれの家や船の神棚に奉安される。

 この後、神庭に座を移して、文化財愛護少年団の中学生により潮嶽棒踊りが勇壮活発に奉納され、鬼神舞や鵜戸舞などの潮嶽神楽が社人により優雅に、また力強く舞われる。

 かっぽ酒を酌み交わしながら、のどかな春浅い一日を共に楽しむ春祭である。


秋大祭

 春祭りが豊作祈願のお祭であるのに対して、秋祭りは稔りの秋を迎え、豊作を寿ぐ収穫感謝のお祭。社殿でのお祭の後、いよいよ御輿を奉じて御神幸に移る。

 秋祭りの見ものは獅子舞。‘立藤舞’という独特の獅子舞は、上り藤のように伸び上がり、天を突くように舞うところに特色がある。

斎戒沐浴の行を終えた四名の若者が、白衣、白鉢巻、黒腰帯に黒襷、背には五色の布を垂らした装束で勇壮絢爛に獅子を舞い、御神幸の先導をつとめる。迎える沿道からは「つけ、つけ」のかけ声がかかり、獅子舞・里人共に盛り上がる。

 獅子に続き、チゴ・ミコ・御輿と、行列は山里を巡幸する。いかにも神話の里にふさわしい山里の秋祭りである。




                潮嶽神社